
自社ブランドを世に送り出していく、レジデンス開発への挑戦。
自社で展開するブランドの新たなレジデンスが誕生するまで。


現状に満足していても、
「挑戦したい」という想いが生まれた。
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H.K
私が新卒入社した職場で、同期として出会ったのが現在のフィールドの代表でした。代表が独立して10年ほど経った頃に声をかけていただいたのですが、正直、当初はあまり転職を考えていなくて。でも、代表の熱にふれるうちに「新しい挑戦をするなら今なんじゃないか?」という思いが芽生えて、フィールドで働くことを決めました。
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N.S
私も、ご縁があって代表と面談することになったのですが、最初はお話だけ聞くつもりだったんです。でも実際にお会いすると、代表の人柄や一言一言の重みに心が惹かれ、「この人と仕事をすれば自分ももっと成長できるかもしれない」と感じて、フィールドの一員に。不動産の仕入れも、レジデンス開発も、自身にとって初めての挑戦でした。
フィールド発のブランドのレジデンスを
大都市・神戸の地に。
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N.S
私の入社当時から、自社ブランドを展開するという構想はすでに共有されていました。それを念頭に置き日々情報収集するなかで、2022年のある時、お世話になっているお客様から本件の売却のご相談をいただいて。関西有数の大都市に位置し、駅へのアクセスも良いため、自社ブランドのレジデンスの立地としてふさわしいと判断し、購入した物件を更地にするところから開発を行いました。
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H.K
当初は単身者向けレジデンスを想定していたけど、マーケティングの結果、このエリアで単身向けの賃貸物件は供給過多なのではという結論に至ってターゲットを見直したり、課題もたくさんありましたよね。
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N.S
そうなんです。設計士の方や管理会社様と相談を重ねて、5、6回にわたってプランを練り直しました。最終的にはコンパクトファミリーをターゲットに広めの1LDKを中心とした住まいを提案していくことに。「とにかく議論すること」で計画を前に進めていました。

デザインも、設備も、すべての要素に
最適なバランスを追求して。
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N.S
開発の課題として感じたのは、「バランスをとること」。シンプルなデザインは万人受けしやすい、でも自社ブランドとしての個性がない。逆に、尖ったデザインはインパクトはあっても住む人を選んでしまう。その最適なバランスを見出すのが本当に難しくて。
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H.K
バランスが大切なのは外観だけでなく、設備投資も同じですよね。設備にコストをかけるほど品質と賃料の引き上げにはつながっても、期待利回りが下がる。逆にチープにすると賃料が下がり、自社ブランドの価値も高められない。そこを見極めるために、周囲の賃貸レジデンスを調べ上げ、「この賃料のレジデンスにはこのグレードの設備」というデータをかき集めました。リモコンやフックひとつまですべて調べて。
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N.S
コスト面を意識しつつ、神戸という街に合った上質なデザインと住み心地を追究するなかで、ときには設計士の先生と議論が白熱することもありました。それはやはり、お互いに「いいものをつくりたい」という想いがあるから。根気強く意見交換を重ねてきたことが、結果的に質の高いものづくりにつながり、2024年10月の竣工から約1ヶ月で入居率70%という実績にもつながったのだと思います。
これから「zonna」をさらに展開させ、
レジデンス開発事業を確立していく。
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H.K
開発事業を投資事業と並ぶ事業の柱として確立したいですね。社内に蓄積してきたデータと、開発を実践して培ったノウハウで、これからはさらにスピードを上げていきたい。今後組織が大きくなっても、フィールドの強みであるデータマーケティングは徹底して、速度も質も追求していきます。
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N.S
私も同じく、このブランドを発展させていきたいと思っています。開発の実例があることで、今後「自分もやりたい」というチャレンジ精神のある方にフィールドに入社していただくきっかけにもなればうれしいです。
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H.K
人生一度きりなので、挑戦を楽しんでいたいですよね。個々のチャレンジに寄り添う環境と組織づくりを、これからも進めていきたいと思います。
